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【イベントレポート】きょうだい茶話会第20回 2024年6月9日(日)

2名が参加してくださいました。
職場の人や友人など、周りにいる人に共感を得られにくいこと、というテーマで話が始まりました。

<どうしてこのテーマについて話したかったか>

将来への不安や悩みを職場の人に伝えてみたけれども、自分の悩みの核となる部分とは全然ちがうところの励ましを受けて、ずれたアドバイスや言葉掛けをされてしまうのは、どうしてなんだろうと思ったそうです。

<似たような経験について>

自分の他にも障害のないきょうだいがいるけれども、同じように悩んではいなかった、親との関係もまた全然違った、同じ家庭で育った人間でもそうなので、人の感じ方というのはそれぞれで、想像することはできるかもしれないけれど、期待したような反応を得ることは難しいことなんだなと思った、という話がありました。

<周囲にどうなってほしいか>

テーマを提供してくださった方は、できれば、同じくらい「それは大変だわ」と想像してくれたら嬉しい、実際に感じることができなくても、「それは大変だわ」と言ってくれるだけでもいい、と思っているそうです。

<その他の話題>

最近あった良いこととして、将来の不安を少し軽減できるような、障害のあるきょうだいの変化があった話もありました。
自分にあった良いことをシェアするということも、きょうだいの集まりではもっとあってもいいなと感じました。

<アンケートより>

・初参加でした。初対面にもかかわらず様々お話を下さった方々に深く感謝しています。
・自分の悩みを理解してもらえて嬉しかった。
・小さなガマン、小さな失望という言葉がとても共感できました。
・きょうだいが抱える責任を他の方も感じていて安心しました。

<主催者より>

体験の共有はとても大切なことなのですが、話した後や、話を聞いた後に、とてもつらくなることもよくあります。
私も毎回きょうだい会の後は、自分の好きなものを食べたり飲んだりして、ご褒美を設定したり、リラックスするようにしています。

きょうだいさんたちにはとても優秀な人が多いので、いいことも誇らしいこともたくさんあったはずなのですが、なぜか自分の悩みや嫌だったことなどにフォーカスしてしまうのは、周囲に助けてほしいときに助けてもらえなかったり、愛されていると感じられなかったり(親なりに愛しているということは別として)という経験の影響が大きいのかなと想像しています。
「きょうだい」という書籍の、一人でなんでも解決してしまおうとするきょうだいさんのエピソードは何回読んでも泣いてしまいます。
きょうだいさんたちが、自分の良さ、自分の価値を認めていけるようなきっかけが与えられるよう祈っています。

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