対面での茶話会でした。5名でお話ししました。
テーマは「今の状況でしんどいこと」。
コロナ禍において、障がい者と家族がいろいろと困難に遭うことについて語られました。
<コロナ対応で自分だけ実家の家族と会えない>
日頃同居していない家族と、施設に入所した障がいのある方とが面会することが困難になっています。
きょうだいは特に、大学進学や就職の際に実家を離れて暮らしていることも多いです。
そのような状況では、施設入所のきょうだいに会わせてもらえないこともよくあります。
さらに、週末だけ実家に帰ってくるきょうだいのために、自分自身が実家に帰ることができない、というパターンもあるようです。
<コロナ対応における種々の制限は厳しすぎないか>
そのような厳しい対応がとられている一方で、障がいのあるきょうだい本人には会えないけれども、そのきょうだいの身の回りのことをしている施設職員には面会できるという、半ば矛盾したような状況もあるようでした。
現状では、ショートステイなどで新規の利用を受け付けてくれるところもほとんどないようです。
車椅子に対応できるグループホームも少なく、なかなか空きが出ない。
障がい者は高齢者と違い、何年も元気でいるため、入居メンバーが長年固定されている。
というようなことも語られました。
<がんばっている家族に何かあると大変>
家族のひとりが全てを抱え込んで頑張っていたところ、その身に異変が起きて、生活がうまく回らなくなった。
他の家族がその役割を担わなければならず、とても大変な状況に陥った。
などということも語られました。
相談支援事業所などとつながりがあり、担当の相談員さんがいる場合には、その人が利用可能なサービスなどを適宜提示してくれます。
緊急時にも、家族が無理をすることなく障がいのある人の暮らしが守られるような状況を作ってくれたりします。
そういったつながりがあるのとないのとでは、かなり家族の困難さ、しんどさが異なるという話になりました。
地域の福祉に関する情報を参加者同士で交換できると、どうしようもないと思っていた状況を打破することもできるかもしれません。実際に利用したことがある人の話を聞くと、安心も大きいと思います。
<きょうだいの恋愛>
年頃のきょうだいさんにとっては、恋愛の悩みも大きいようでした。
相手として、障がいのあるきょうだいのいる人の方が色々とわかってくれることが多い。
そのほうが安心できるのでは?という声。
一方で、全くそうではない人たちの方が、接していてラクかもしれない。
今はあまり見るからに悩んでいる人が周りにいなくて、自分も人間関係で悩んでいないかもしれない。
という声もありました。
恋愛と結婚を経験したきょうだいさんからは、経験からくる意見もありました。
相手の背景を気にしすぎるよりも、お互いの個人と個人としての気持ちだけを見てもいい気がする、など。
環境が変わると、自分の性格も変化するような気がする、という話もありました。
自分はこういう性格だから、こういう人としかうまくいかない、などと思いこみすぎないことも大切かもしれないと感じました。
「一人で頑張りたい(ずっとそうやって頑張ってきてしまったからそれ以外の方法が上手にできない)」という傾向も共通してあるようでした。
・自分を卑下しがち
・素直に甘えられない(でも甘えたい)
・「できない」って言えない
・お願いするくらいなら自分でやりたい など
きょうだいのみなさんには、思い当たる節がありそうでしょうか。
<アンケートから>
・久しぶりに参加してよかったです。参加する度に同じ悩みだなっと思います。
・少人数だったため、ふだんよりもたくさん話せて良かった。一人だとわからなかった情報もいただけて大変参考になった。
・自分が独りではないのだなと思いました。個人的な悩みも親身になって聞いて下さりありがとうございました!
・久しぶりの参加でしたが、お話を聞いたり話したりすることができてよかったです。
札幌市の福祉事情(実態)について、自分にわかることが少なすぎるなと感じました。
一般的なことは言えても、具体的な答えを持っていないもどかしさがありました。
下記は、ウェブ上に公開されている札幌市の「障がい者相談支援事業所ガイドブック」URLです。
https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/guide/soudan/
ここを読まれている方が何か悩んでいらっしゃる場合には、お近くの事業所に問い合わせてみても良いかもしれません。
次回は8月の下旬に開催できたらと思います。
コロナのことを気にしなくてよくなっていれば、久しぶりに飲みに行ったりもしたいな〜と思います。
こんばんは。とあるネットの記事から、きょうだい児という言葉があることを知り、かつて私自身がきょうだい児であったため、今は色々相談できる世の中になりよかったなと思います。
私は今は40代後半で、障害車であった妹も10年ちょっと前に亡くなってしまいましたが、物事ついた時から、さまざまな場面で、苦しい思いをしてきました。
当時は誰にも本心を言うことができず、今でも苦しいです。
私のような苦しい思いを抱いて生きていく人が1人でも救われる世の中になってほしいです。
突然失礼いたしました。