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【イベントレポート】きょうだい茶話会@札幌(第7回)(2020年2月2日)

2月も新しい方がいらっしゃいました。テーマの希望があり「結婚」について、話を始めました。
結婚そのものについての考え方、感じ方、いろいろあるということがわかりました。

結婚について

・配偶者は、マイペースだけど、ある程度の覚悟を持って結婚というものを捉えている。身内に障害者がいるいないという話は結婚に付随するものでしかなく、困難に直面した時にも、一緒に乗り越えるものだと考えているというか。

そこら辺(障害者が身内にいること)はまあいいんじゃない、という感じで結婚した。キョウダイとも挨拶程度はする。100%面倒みます!というわけでもないが、親の今後のプランなども共有して、お互いに了解している状況。ただ、そういう人ばかりではないというのも、経験として知っている。

・付き合っていた人がいた。職業柄、相手も障害者に理解があると考えていたが、「知っているからこそ簡単に覚悟はできない」と言われた。いろんな人に相談をしてみた。自分が障害を持つかもしれないし、身内にそういう人がいなくても、障害者が子供として生まれることもある、と言ってくれた。自分にも覚悟が必要だし、それができていない部分もあると思う。

・(カミングアウトについて)いきなり「キョウダイが・・・」と言われると、引く人もいるかもしれない。付き合う段階になったら言うようにしているけれども、相手が親に言ったら「すぐお付き合いを終わりにしなさい」と言われたりすることもあった。結婚は家と家との結びつきだから親もその後のことを考えてしまうのではないか。

・結婚を意識する年齢になってきて、きょうだいという立場の人は、結婚できるのかどうか、気になってきた。
他にもいろいろ話してみたいテーマはある。

・配偶者とは婚活の努力の中で出会った。うまいことお互いの需要と供給がマッチしたので、恋愛という形の始まりではなかったが、結婚ということになった。

・いずれ親になるのが怖い。キョウダイときちんと向き合えていない気がしているが、自分の子どもが障害を持っていたらどうしようと思う。もしそうだったらきょうだいを作ればいいのかな?と考えてしまうのではないかと思う。健常の子が生まれたら、自分が老いたときに、キョウダイの面倒を見させることになるのかな、などいろいろ考えてしまう。

仕事・職場選びについて

・障害者がいるような職場で働いていると、陰で話されている話(患者さん、利用者さんの悪口)も聞こえてくる。そういう職場で働くのは辛いと思う。「生保だ」「プシだ」という裏の声を聞いていられなくて、転職したこともある。

・同僚に対して、「なんでわかってくれないんだよ!」と思ってヤケになっている時にこの会を見つけた。利用者に対して、ひどいことをしている同僚を見て、自分のキョウダイも同じようにされているのかな、見えないところでやっているのかな、と思うとすごく嫌だった。

・「利用者さんたちだけではなくて、自分自身も自己肯定感を育てていかないといけないね」と、そういう訓練ができるような宿題を出してくれる上司がいる。今は働きやすいなと感じている。

自分の性格などについて

・こんな自分だから、というマインドがあることが、いろいろな問題を引き起こしている気もする。お付き合いする相手をきちんと選べないとか、自分の気持ちを伝えられないとか。

・精神の凸凹をすごく日々感じる。妙に大人な部分と、子どもらしくできなかった反動みたいな部分とがあって、それに自分が振り回されているところがあるような気がする。

・親の顔色を見すぎてきたと思う。自分がいじめられていた時もあったけれど、親が荒れているのを見ると、親にはなかなか言えなかった。言ってみても、「キョウダイのされていることの方がひどいし、あなたの方がマシなんだよ」と言われてしまった。反抗期ではないけれど、「自分のことも見て」と泣いたことがあった。それで親が気づいてくれたのは良かったと思う。

・自分のやりたいことはあるけれど、親のことをまず考えてしまう。いい子だ、優しい子だ、と言われるが、わたしはそうではないと思っている。でも、長年の癖で、負の感情が出せない。自分の性質なのかと思っていたけれど、環境なのかな、と最近は思っている。仕事でもいろいろ抱え込みがち。自覚はあるので、人を頼ることを意識するようにしている。

親が安心する生活をしなきゃと思っているところがある。結婚しているので、子供はどうするの、と親に聞かれるが、親がキョウダイのことをきちんとどうするか決めているわけではないので、そちらの方が気になってしまう。

・「自信ないね」と周りから言われる。いろいろ調べてみたけどいまだによくわからない。そんなに自信がないとダメなのかな?と思う。

・「ストレスの発散の仕方がうまくない」と言われたりはする。ため込んじゃうところがあるみたい。発散する方法を考えるのはいいかもしれない。

参加しての感想など

・次回のトークテーマは「自己肯定感を高める方法」とかどうですか?

・こういう場所があって、自分の胸のうちを話せて、同じ立場で、初めて会う人でも共感してもらえるっていうのが、これまであまり周りの人になかなか話せなかったけれど、聞いてもらえて良かった。

・具体的な解決策を考えることももちろん大切だけれど、話すこと、話を聴くことだけでも、ストレス発散につながると思う。SNSとかでも交流できたらいいなと思う。

・こういう場で、受け入れてもらえるだけでも自信につながるので、また来たいと思う。

総括

今回、陪席されていた方の一人は、<きょうだいの配偶者>の方でした。
「身内に障害者はいるけれども、地理的にも、関係的にも、あまり関わらない状況ということで、あまり気にせずに結婚を決めた。きょうだい児だけれど、わがままに育った人だった。会議などでも自分の意見をワーッと話す方。むしろ自分の方が、きょうだい児に近い感覚かもしれない。次回、自己肯定感を高める方法がテーマなら、自分も参加してみたい」とのこと。

1年と少し、会を続けてきましたが、きょうだい児にも、配偶者にも、いろいろな人がいますね。

結婚に限らず、「たったひとつの正解」なんてないんじゃないかなと思います。
自分が「こうだ」と思ったら、そちらへ進んでみても良いのではないでしょうか。

「障害者がいるから」という理由でお別れすることになり、そのことに対する怒りをきっかけにネットで検索をして、この会のことを知った、というコメントもいただきました。
ウェブサイトを作ったり、SNSを使ったりしていて良かったなと思います。
シェアやリツイートなど大歓迎です。

また、ネット環境のないきょうだい、特に、まだ若いきょうだいのみなさんにも、今年は何とかして、関わりを持ちたいと考えています。
どこかでそのような方と出会ったら、それとなく当会のことをお伝えいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

次回の茶話会は、4月11日の予定でしたが、状況から、ウェブミーティング形式で行う予定です。
前日の4月10日も「きょうだいの日」なので、何かできたらいいなと思っています。
詳細が決まり次第、お知らせします。

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